MCPのツール連鎖により、Snipphyへの記事運用を「書く→投稿→整理→公開」まで一気通貫で自動化できる。
MCPが「完全自動化」を実現できる理由は、AIが複数のツールを自律的に連鎖して呼び出せるからである。
従来の作業フローでは:
これらはすべて人間が手を動かす必要がありました。
MCPを使うと、AIは create_markdown_article → attach_article_to_module → reorder_module_articles → bulk_update_article_status を、会話の文脈を保ちながら連続して実行できます。人間の役割は「最初の一言で依頼すること」だけになります。
MCPを使った記事運用は「生成 → 登録 → 整理 → 公開」の4ステップで完結する。
【STEP 1】記事を生成する
↓ Claudeがテーマ・構成・本文をMarkdownで作成
↓ Snipphy推奨のフォーマット(# セクション・太字キーメッセージ)に準拠
【STEP 2】Snipphyに登録する
↓ create_markdown_article
↓ title / markdown / tags / status(draft) を指定
↓ module_slug を指定すると同時にモジュールへ追加も完了
【STEP 3】モジュールを整理する
↓ get_module_logic_tree で現在の記事順・article_id を確認
↓ reorder_module_articles で希望の順番に並び替え
【STEP 4】公開する
↓ bulk_update_article_status で対象記事を一括 published に変更
↓ 完了報告をユーザーに返す
各ステップには「確認すること」と「渡すべき情報」があり、それを意識したプロンプトが自動化の精度を上げる。
Claudeに記事生成を依頼するときは、以下を明示するほど品質が上がります。
| 指定すべき情報 | 例 |
|---|---|
| テーマ | 「MCP の基本概念」 |
| 対象読者 | 「MCPを初めて聞いた非エンジニア」 |
| Snipphyフォーマット指定 | 「Snipphy形式で。# セクション、太字でキーメッセージ」 |
| 文字数の目安 | 「1,500〜2,000字程度」 |
get_markdown_format_guideを先に呼ばせると、SnipphyのMarkdown構造に自動的に準拠した本文を生成できます。
create_markdown_article を実行する前に、AIが確認すべきことがあります。
確認事項:
- module_slug は正しいか → list_my_modules で確認
- タグは自動生成か手動指定か
- status は draft か published か
module_slug をあわせて指定することで、投稿と同時にモジュールへの追加も完了します。「投稿してからattachする」という2ステップを1回にまとめられます。
記事を追加した後、モジュール内の並び順が崩れることがあります。
1. get_module_logic_tree でモジュール全体の article_id と現在の順番を確認
2. 希望の順番で article_ids を並べて reorder_module_articles に渡す
⚠️
reorder_module_articlesに渡さなかった記事は、指定した記事の後ろにそのまま残ります。全記事の順番を制御したい場合は、全 article_id を指定してください。
bulk_update_article_status は複数記事を一括で published にできます。
注意:一度 published にした記事を draft に戻すことも同じツールで可能
→ 公開タイミングを細かく制御したい場合は、ステップ2の status を draft にしておき
最後にまとめて公開するのが安全
MCPの操作は「現在の状態を確認してから実行」が鉄則。エラーの多くは状態確認のスキップから生まれる。
原因:slug の打ち間違い、または削除済みのモジュールを指定している
対処:list_my_modules で正しい slug を確認してから再実行
原因:get_article_markdown で現在の本文を取得せずに、
空または一部だけの markdown を渡してしまった
対処:必ず get_article_markdown → 編集 → update の順番を守る
update は「差分」ではなく「全体置換」のため
原因:article_id の指定ミス(slug と混同しやすい)
対処:get_module_logic_tree の結果から article_id をそのままコピーして使う
原因:create_markdown_article を2回実行してしまった
対処:list_my_articles で重複を確認し、不要な方を delete_markdown_article で削除
削除時は confirm: true が必須
Snipphy MCPは「1記事を投稿する」だけでなく、シリーズ記事の量産やモジュール丸ごとの更新にも対応できる。
「以下の5テーマでSnipphy記事を順番に作成して、
全部モジュール xxx に追加して published にして」
→ AIがSTEP1〜4を5回繰り返して実行
→ 終了後 reorder_module_articles で順番を整える
1. get_module_logic_tree で全記事の slug を取得
2. 各記事に対して get_article_markdown → リライト → update_markdown_article を繰り返す
3. 完了後 bulk_update_article_status で再公開
1. create_module で新モジュールを作成
2. 元モジュールの記事を duplicate_markdown_article で複製
3. attach_article_to_module で新モジュールに追加
4. 各記事をリライトして内容をカスタマイズ
「何をどの順で実行するか」をプロンプトに明示することで、AIが迷わず動き、自動化の成功率が上がる。
以下の内容でSnipphyに記事を作成・公開してください。
テーマ:{テーマ}
対象読者:{読者像}
module_slug:{slug}
公開ステータス:published
手順:
1. get_markdown_format_guide でフォーマットを確認
2. Snipphy形式のMarkdown記事を作成
3. create_markdown_article で投稿(module_slugも指定)
4. 投稿完了後、記事URLを教えてください
以下のテーマで3本の記事シリーズを作成してSnipphyに投稿してください。
テーマ1:{テーマ1}
テーマ2:{テーマ2}
テーマ3:{テーマ3}
module_slug:{slug}
手順:
1. list_my_modules でモジュールの存在を確認
2. get_markdown_format_guide でフォーマット確認
3. 各テーマの記事を順番に作成・投稿(status: draft)
4. 全記事投稿後、get_module_logic_tree で記事順を確認
5. reorder_module_articles でテーマ1→2→3の順に並べる
6. bulk_update_article_status で全記事を published に変更
7. 完了後、各記事URLと最終的な記事順を報告してください
この記事を改善してください。
slug:{slug}
手順:
1. get_article_markdown で現在の本文を取得
2. 内容を確認して改善点を提案
3. 承認後、改善した全文を update_markdown_article で更新
4. status を published に変更
MCPで自動化できるのは「操作」の部分。記事の価値を決める「何を書くか」は引き続き人間の仕事。
MCPを使った完全自動化で変わること:
変わらないこと:
「AIに任せる部分」と「人間が判断する部分」を明確に分けることが、Snipphy MCP を安定して使いこなす上での最大のポイントです。